Becoming a Writer

Happy Thursday! Substack(サブスタック)始めました。これは招待状です。
寺ピー 2026.06.04
誰でも

note の画面につい最近、「AIによる自動翻訳」のボタンが現れるようになりました。興味津々でタップしてみると、見事に一瞬で全文翻訳されたものが表示されました。英語の読者にも届くという目的で始まったようです。時代の流れですよね。

驚きました。特に不自然な英語は見当たりません。文法もきっちりしています。一昔前の機械翻訳とは違います。

でも、んー。どうだろう。

自分なら選ばない単語だったり、そういう表現でくるのか、と驚かされることもあります。例えば英語のクラスである文を訳す問題があったとして、生徒が20人いたら20人がまったく違う翻訳文を書くのは容易に想像できると思います。数学の公式ではないので答えは一つではありません。

自分がせっかく思いついた綺麗な一文を、近いテイストで訳されたところ、しょせん自分のテイストは100%出ていません。つまり読者が、和文から感じたフィーリングと、英文から感じたフィーリングは違ってくるわけです。それは困ります。

本当に困ります。誤解とまではいきませんが、行間に仕組んだ考え抜いた一語、あるいは言葉の響きというものがあります。その一行を思いつくのに一晩寝かせたというものもあります。

そういったものを苦労と言うのか技術と言うのかはわかりませんが、AI翻訳により勝手に消えていることに気づくか気づかないか、それが許せるか許せないか。ここは書き手として、writerとして、どこまでこだわりを持って書いているのかが露呈するところだと思います。

英文が表示されて英語話者に読んでもらって満足、というレベルで良いのか。僕にはそこに、書き手としてのレベルの差が出るはっきりとした境界線が見えるんです。

「翻訳機能を使っても、書き手の想いが100%読み手に伝わることはない」ということは、これからの時代持っておかなければならない知識だと思います。

Substack

こういった話を実は、数日前 Substack 上でしたところ多くの賛同を得ました。でも、これはSubstack ならではの反応かもしれません。

Substack(サブスタック)をご存じですか。サブスタ、なんていう略語も定着してきました。最近、日本でもにわかに人気が出てきて、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これはアメリカ発のサービスで、ニュースレターとブログを組み合わせたような発信プラットフォームです。もともとは英語圏の独立系ジャーナリストや作家が中心に使っていたものです。記者・作家・専門家・クリエイターが、自分の文章を読者に直接届けるために使う場所として広まってきました。

3年前に note の配信を始める際のプラットフォームとして、実は Substack を選択肢の一つに入れていました。しかしアメリカのものなので、当初は当然ながら英語話者であふれている世界でした。日本語がまだ自由に打てず、配信しても日本人の目には止まりにくいだろうと考え、選択肢から消しました。その後、この theLetter からニュースレターを始める際にもSubstack を考慮に入れましたが、時代はまだ大きく変わっていませんでした。

ところが最近、日本語対応が大きく改善され、日本人ユーザーも急増してきたんです。ここ1ヵ月ほど様子を見ながら自分のアカウントを作成して投稿を始め、読者が入ってきやすい場を整えていました。そしてようやくこうやって発表ができる段階になりました。

Substack を始めました。

それにしてもこの Substack には感心させられっぱなしです。なんてリテラシーの高いプラットフォームなんでしょう。目に止まる文章のなんと多いことか。面白そうな記事に目を通すことに時間を取られ、毎日忙しくて仕方がありません。とても楽しいのです。本当にプロではないのか?というレベルのエッセイのオンパレード。

冒頭でお話した通り、もともとはジャーナリストや作家が中心になって始まり、専門家やクリエイター、コピーライターなどによって使われているので、とても「お行儀が良い」場所なんです。プロではない人でも、記事の構成や文章の並び、表現の仕方など、アマチュアとは信じがたいような記事を書く人たちがゴロゴロいて、とても刺激になります。つい立ち止まって読んでしまう文章の山々。この中に参加している自分が幸せに感じるほどです。

X(旧Twitter)

ここで、どうしても X の話をしなければいけません。

X や note からこのニュースレターに来てくださった方も多いかと思います。残念ながら最近はほとんど X を開いていません。ヘイトまみれの投稿の山に嫌気がさし、アプリを開くのも躊躇しているからです。もちろんみんながみんなそうではないのですが。心ないコメントが届いたりするもので、言いたいこともきちんと発信できません。

何よりも僕のコメントにより KER のお三方の活動に影響が出てはいけないと、実は非常に気を使うものなのです。僕のせいで彼らの YouTube のコメント欄にネガティブなコメントが入ったりすると大迷惑です。(KER 側は、逆に僕に迷惑をかけていたら申し訳ないと言って下さるほど…なんと優しい)

ということで、日々自由につぶやけない。そういった理由で、X から他の SNS への移行を真剣に検討し、いろいろ準備を進めていたところでもありました。

アルゴリズム

他の SNS への切り替えは、X に広がるヘイトスピーチだけが理由ではありません。

X 同様、note もアルゴリズムに支配されています。薄々感じてはいましたが、ある出来事をきっかけにそれは確信に変わりました。僕のある記事に、見たこともない数のスキがついたことがあります。note の編集部に紹介された時です。ありがたいことでしたが、素直に喜べるものではありませんでした。それってつまりは、紹介されるまで僕の記事がほとんど人の目に触れていなかったということなんです。いくら記事をアップさせても、存在すら知られていなかったのです。

一方 Substack は、アルゴリズムを乱用していないことで有名です。つまり、一週間以上前の記事も表示されるので、いつまでも表舞台に自分の記事が出ているんです。よって、じわじわとビュー数が後半に伸びていくという現象が起きます。コメントなどの反応も多く、こんなにたくさんの方に読まれていると感じるのは初めてです。むしろ本来こうあるべきだとは思いますが。

Substack の根底にあるもの

数年前にはなかった Substack の機能として、Chat や Podcast が備わっています。Chat はすぐに始められるものですし、将来的には需要があれば Podcast も視野に入れてもいいかなと考えています。それよりも何よりも、X や Threads のように、日々の “つぶやき”が投稿できるようになったところに僕は注目をしています。しかも字数無制限。もし僕の X のフォロワー や theLetter の読者の方々と、毎日この知的なプラットフォームでお話ができたら最高じゃないですか?

そうですね。一言でいうならば、エッセイを投稿できる “note” に、お行儀の良い “X” がくっついてきたというとわかりやすいでしょうか。そして何よりも、アルゴリズムを極力排除したシステムを使用しているので、それこそ世界中にいる人々の前に自分の記事がアップされ続けるんです。

実力があるのにアルゴリズムにより埋もれてしまっている作家を発掘したいという考えも、Substack の根底にはあるそうです。ジャーナリストや作家が中心になって始まったからですよね。

上のリンクから Substack の世界へ移動できます。

エッセイだけでなく、僕の日々の “つぶやき” にご興味がある方は、ぜひのぞいてみてください。X の時とはちょっと違うトーンの僕が垣間見られると思います。

僕のようにアルゴリズムに疲れた人がたくさん Substack で同じ声をあげています。僕は今まで間違ったプラットフォームにいたようです。毎日多くの人に読まれていると感じれることがこんなに楽しいとは。何よりも、同じ書き手として触発されたり、感銘を受けたり、インスピレーションを得たり、とても刺激的な毎日を最近過ごしています。

X や note という枠が、少し狭く感じるようになってきました。

すでに Substack での記事の配信は始めていますが、ここ Breakfast@Bird’s Eye View のニュースレターの後追いの状態です。みなさんに毎週読んでいただいているここでの記事が常に先行している状態はこれからも変わりませんので、どうぞご安心ください。いつも毎週木曜日を楽しみにしていただいて、本当にありがとうございます。僕の日々のつぶやきにご興味がある方は Substack でもお会いしましょう。このニュースレターと共に長くお付き合いできたら嬉しいです。Substack 内に入った際には、ぜひお声をかけてくださいね。楽しみにしています。

No matter how good you are, in the wrong place, you won’t be valued.
どれだけ優れていても、いる場所を間違えれば、あなたは正当に評価されない。


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僕を writer にしてくれてありがとうございます。

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