裏Bird
目次
Behind the Book:
プロが決めたカバーデザイン。実は当初、タイポグラフィを希望していたんです。Behind the Cockpit:
制服着てるからって、空港内を知り尽くしているわけではありません。迷子にもなります。Behind the Story:
“Kindergarten” ってアメリカで使われてるのにドイツ語。Behind My Days:
My EDC: Everyday Carry(いつも持ち歩くもの)Behind the Newsroom:
Nestlé(ネスレ)ってキットカット?ミロ?ネスカフェ?何の会社?
え?ネッスル?ネスレ?どっち?

My EDC
1. Behind the Book(Part.4)
前回までは、校正という作業と、ブランド名の使用許可を取ることが大変な作業だったというお話をしました。今回は本の表紙のデザインの話です。
これは僕が書いた本です。書く人なら誰でもそのストーリーにあったイメージを頭に浮かべながら筆を進めるはずです(筆?パソコンのキーボードのことですが)。表紙のデザインについても僕のイメージを聞かれ、最初の編集者とのミーティングでタイポグラフィでいきたいと伝えていました。洋書でよく使われるようなデザインです。
ところが、出版前にデザイナーから仕上がってきた表紙は全く違うもの。コックピット内の写真や空からのニューヨークの風景の写真案がいくつか。いやいやいや、タイポグラフィって言いましたよね…。僕の希望に反し、パイロットを全面に出したデザインを提示されました。デザイナーの方は僕の原稿を読んで、タイトルを見て、僕と言う人間を全く知らない人に読んでもらうにはこのデザインが最も目を引くだろうと考えてくれたのです。んー。そうなんでしょうか。これが一般受けするのか。向こうはプロです。自分の好みと、読み手の求めているものは違うという話はよく聞きます。
みなさんはこの表紙のデザインに関して何か意見はお持ちですか?ちなみに、僕が卒業した大学のロゴの色は、ブルーとイエローが中心になっています。その希望していた配色はとても表紙の中で生きていると思い、満足しています。実は、僕のnoteのホームページの配色も、これと同じになっているんですよ。
つづく
2. Behind the Cockpit
『〇〇番ゲートはどこですか?』
空港のターミナルで時々お客さんに道を聞かれることがあります。制服を着ているので空港のことなら何でも知っていると思われるのでしょう。正直、わからないことが多いのです。
一緒に標識を見て『あちらではないでしょうか?』と言うことが精一杯な時もあります。こちらも急いでいて丁寧に案内することが難しい場合もあります。
先日は『〇〇行きはこっちですか?』と尋ねられました。目的地は同じでも出発時刻によってゲートも違うので、具体的に『何便にご搭乗される予定ですか?』と聞いて、近くにいたグランドホステスに端末で調べてもらいました。
全国あちこちの空港に行きますが、各空港ターミナルの中の全てを把握しているわけではありません。自分の本拠地や、頻繁に行く空港なら詳しいのですが、めったに行かない空港や、久しぶりに行く空港もあります。我々でさえ道に迷ってることもあるのです。基本的に、自分の会社のオフィスと出発/到着ゲートを往復する道と、宿泊先への移動に使うタクシーやバス乗り場までの道順しか知らないものなんです。
では誰に聞けばよいのか。グランドホステス(GH・地上スタッフ)に聞くのが一番確かです。見分け方は、カバンを持って移動していない、ゲート前やカウンターで業務をされている方達です。その空港に勤務しているので、ターミナル内に関してはとても良くご存知です。便の遅延や搭乗ゲート変更に関しての最新の情報を常にお持ちです。
最近大きな空港では、ターミナル内を自動運転車椅子が動いています。足の不自由な方やご高齢の方が無理なく移動できるように、無料で使用できる電動車椅子が自動で循環しています。この使い方について聞かれたこともあります。まったくわかりません…。
3. Behind the Story
2025年3月12日に配信した『Kindergarten』の裏話。
“Kindergarten” をこの記事の中では “幼稚園” と訳しました。いかにもドイツ語といったスペルですが、アメリカ・カナダで使われる単語です。
「子どもの庭(Kinder + Garten)」を示し、元は “子供を植物のように育てる" という教育哲学の名前から来たようで、ドイツからアメリカに輸入された幼児教育の思想だそうです。“モンテッソーリ教育” も最近ではよく耳にしますが、そのような類の思想の名前だったと考えて良いと思います。
