Pineapple

Happy Thursday! お知らせとSweetなお話し。
寺ピー 2025.06.05
誰でも

【お知らせ】面白いコメントをいただいた方には頭文字で登場していただきます

先週2025年5月29日配信の『各段に上がる英語の感情表現』の文中に読者Yさんが登場しました。また2024年12月12日に配信した『英語の勉強法・リズム③』では、読者Pさんの愛犬との「ふふんふふふ?」の面白いエピソードを紹介させていただきました。この文中には「前回ある読者から大変興味深いエピソードを……」とありますが、すでに「前回読者Pさんから……」に変更させていただいています。各メールアドレスに向けて配信されてしまったニュースレターには残念ながら反映されませんが、僕のtheLetterアカウントのホーム上の記事では変更が確認できます。Pさん、Yさん、面白い記事にして下さってありがとうございました。今後は読者から採用されたアイデアに対して、ささやかなお礼をこめて頭文字で登場してもらい、このニュースレターの一部になっていただく形を考えました。今後もいろいろなコメントをお待ちしています。面白いエピソードに限らず、長年わからない英語の解説を求むとか、どうして飛行機ってこうなのとか、個人的な質問でもお答えできる範囲でなるべく対応し、皆さんが面白いと感じる記事にしていきたいと思っています:>

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読者の方々からの温かいコメントにいつも支えられています。You are all so sweet. そこで今回は皆さんのようにsweetなパイナップルにまつわる一文をシェアします。

"Be a pineapple: Stand tall, wear a crown, and be sweet on the inside." 
Katherine Gaskin
「パイナップルのようになれ。堂々と立って、王冠をかぶって、内面は甘く優しく」

このような有名なmetaphor(比喩)があるのですが、聞いたことはあるでしょうか?

パイナップルというと、黄色いずんぐりむっくりした胴体でドンと立って、頭にはツンツンした冠、そして体はゴツゴツした鎧のようなもので囲まれている。そういう姿が思い浮かびますよね。僕はこの果物を見る度にパイナップルってサングラスが似合うよなぁって思っています。

  • Stand tall:「自信をもって立つ」人前でスピーチをする時は"Stand tall"と言われます。背筋を伸ばしてビシッと立ったら、背中曲がってる時より背が高く見えるからこのような表現ができたのだと思います。自信があって堂々としているように見えますからね。

  • Wear a crown:「自分らしく誇りをもって堂々と」パイナップルって頭に王冠を載せてるみたいに見えますよね。偉そうにするという意味では決してなく、自分は価値のある人間であることを忘れずに常に誇りを持って生きるということ。実際英語でパイナップルの頭の部分はcrown「王冠」と呼ばれているんです。果物売り場で耳にする単語です。そういえばブロッコリーもスーパーでBroccoli Crownって書いて売ってますね。だから野菜売り場でもか。

  • Be sweet on the inside:「優しい人間であれ」The insideは人間の「中身」。甘い人は好かれます。外がゴツゴツしてると余計に内の甘さが際立つような。そういう人いますよね。

パイナップルは"a symbol of hospitality"「もてなしの象徴」と呼ばれているそうです。その昔、高価で珍しい果物だった時代、ヨーロッパではゲストを迎える時にパイナップルを飾ることで歓迎の気持ちを表したんですって。さっき調べて知りました。

毎日のようにケンカしているうちの姉妹。姉(11)が顔を叩いてきたと妹(7)が訴えてきました。またケンカか、面倒だなぁと思いながらこっちも対処には慣れてきました。よし!じゃぁ仕返しに姉の顔を叩いてきてあげよう、と言って立ち上がると妹に必死に止められました。ダメだと。たぶんそう言うとケンカが収まるだろうと思い意図的に仕返しのセリフを口にしました。姉を傷つけてはいけないという必死の形相が可愛らしくもおかしく、同時に正義感が垣間見え、最近の成長度を確認できる瞬間でもあります。

(やり返すのはダメだよね)"You're so sweet."と思いやりを持った心を褒めようとしました。そして彼女の胸に手を当ててYou know what?と話しかけ"You are like a pineapple." と言おうとしたんですが、その前に「知ってるPineappleでしょ?」と先に言われてしまい、とっとと去っていきました。一度このStand tallから始まるmetaphorについて説明したことがあるのですが、ちゃんと理解して覚えていたんですね。7歳を侮ることなかれ。

そして案の定、数分後には何事もなかったかのように姉とまたキャッキャと遊んでいました。いつものことです。姉には後から説明しておきました。叩いたからやり返しに行こうとしたら妹に止められたよ、と。それを聞くことで自分がやったことを後悔することでしょう。妹のsweetさが伝染するはず。(実際には姉のsweetさが妹に伝染しているのですが)

もちろん大人同士でも使えます。これまたsweetな誉め言葉や励ましの言葉になります。誰か褒めたい時に"You are like a pineapple."って話し始めると、ん?って聞いてくれますよ。ウケがいいこと間違いなし。

今ちょうどパイナップルが旬の季節ですね。切る前のどっしり立ってる姿を見かけたらこのmetaphor思い出してみてください。そうそう、サングラス姿も。今朝の日本はどの地域もまぶしい太陽が見えていますかね。Sweet morning to you!

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