New Year’s Resolutions
日本で resolution と聞くと、カメラの画像などの解像度がまず頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
New Year’s resolutions は「新年の抱負」という意味です。決して「新年の解像度」ではありません。解像度はどちらかというと専門用語なので、英語圏では resolution と聞くと、まず「決意・誓い」が思い浮かぶはずです。みなさんがお持ちの単語帳にはどちらの意味が先に記されているのでしょうか。オーディオやカメラの分野でハイレゾが流行ったので、解像度の方が定着してしまったのかもしれません。
そして「新年の抱負」という意味があるものの、英語では同時に「どうせ続かないもの」という含みもあるように思います。
年が明けて2週間が経ちました。新年の目標を立てた方も多いかと思いますが、いかがでしょう。ジムに通う。ランニングをする。早寝早起きを心がける。ダイエットを成功させる。自分の立てた目標はまだ守られていますか。 ……もう挫折してしまった方も少なくないかもしれません。
The statistics are sobering: only 9% of people actually follow through on their New Year’s resolutions. Even more striking, 23% quit after just one week, and by the end of January, 43% have already abandoned their goals.
これはアメリカでの記事ですが、1週間で挫折する人は23%。 1月の終わりまでには、43%の人が目標を諦めてしまうそうです。 バレンタインの頃には、ほとんどの人のやる気が失せてしまっている。 1年を通して目標を守り続けられる人は、たったの9%と言われています。
では、どう声をかけるのがいいのでしょう。 ほとんどの人が挫折するんだから、気にしなくていいよ。 守れなくても、それが普通だよ。 それとも……頑張って9%を目指すべき?
新しい習慣をつくるのは、本当に難しいことですよね。わたしたちの日々の生活は、すでにたくさんの習慣によって形づくられています。そこに、まだ身についていないまったく新しい行動を加えて、しかもそれを毎日続けようとするのは、よほどの理由がない限り、簡単に定着するものではありません。興味深いことに、こうした変化には「強い精神力が必要」とも言い切れないようなのです。
The problem isn’t that we can’t create new habits—it’s that we’re trying to add them to an already full plate.
問題は、新しい習慣をつくれないことではない。すでにいっぱいになってる皿に、さらに何かを盛ろうとしていることだ。
そう。すでに無意識のうちに、わたしたちには多くの習慣が身についています。 朝から晩までの一日の流れも、ある程度決まっているはずです。 人間なんて、習慣でできているようなものですから。 悪い習慣も良い習慣も、すでにわたしたちの周りにはたくさん存在しているのです。
Think of it like decluttering your home—before you can organize and add new items, you need to clear out what’s no longer serving you.
家の片づけと同じと考えてみよう。新しいものを整理して置けるようにするには、まずもう役に立っていないものを手放すことが必要だ。
新しい行動を「足す」だけではなく、その行動が根づくのを妨げている「障害を取り除く」ことも必要だということです。長期的な行動変化は、まず「新しい習慣のためのスペースを作る」ことから始まると言われています。食生活で考えてみるとわかりやすいでしょう。 脂っこいものを避けて、魚や野菜を中心に食べようとしても、 時々ジャンクフードのような高カロリーのものを食べていたら、なかなか効果は出ません。 体に良いものを「足す」と同時に、カロリーの高い食べ物を「減らす」ことも必要なのです。
言うのは簡単ですよね。これを読んで「なるほど」と思っても、実際に行動に移すのはやっぱり難しい。人間を長くやっていると、この難しさはきっとみなさんもよくご存じだと思います。
そう、人間のやることです。
気をつけたいのは、つい言い訳をしてしまうこと。
こんな話があります。
Sophie vowed to “eat healthier.” Then she saw a chocolate cake. She whispered to herself, “It’s not cheating… it’s emotional support.”
ソフィーは『もっと健康な食生活を送る』と誓った。でも、チョコレートケーキを見つけてつぶやいた。『これはズルじゃない......心の支えだよね』
似たようなこと、心当たりありませんか?僕はあります。
それはきっと、僕が91%側の人間だからでしょうか。9%の人たちは、いったいどんなカッコイイ言葉を口にするのでしょう。
僕には、どうやっても想像できません。
Until next week,
寺ピー
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