International
文化を知らないと本当に言語を習得できません。同じものを見ても感じてることは違う。
There are two sides to every story.
Here are 1 story, 2 sides of the story, and 3 views from me.
1 Story
外国人の同僚が日本の地方で宿泊したあるホテルの対応に激怒しました。部屋の空調がうまく効かないのでフロントに問い合わせたが言葉が通じなかったそうです。しばらく我慢をしていたそうですが不快な状況は増すばかり。最終的に部屋の変更を頼みました。それも通じない。International Hotelという名前がつくホテルだったのですが、なぜかいっさい英語が通じないのです。日常的に基本的な英語が通じない日本での生活に不満を持っていたのですが、ついに積もりに積もったストレスが爆発してしまいました。
2 Sides
Front Side
なぜ外国人は文句を言うのか。英語で言われてもわからないんだよ。日本人は英語が苦手なんだ。最低限の日本語くらい学んでこい。という人がいそうです。
なぜ日本人にもわかるように、ゆっくり、はっきり話せないのか。こっちは英語がネイティブではないのだ。International Hotelのスタッフですら理解できない英語を話すお前が悪い。なぜそんなにわがままなんだ、自己主張が強いんだ。だから外人は・・・などと止まりそうにありません。
ところがこれが日本人の宿泊客だとガラリと変わるんです。それくらいのサービスは当然だ。お客様は神様だろ。面白くないですか?ダブルスタンダードというもの。マナーが悪い。日本人ならそんなことしない。常識がない。果たしてそうでしょうか。そんな日本人なんて毎日のように目にしますが、外国人になると突然当たりが厳しくなるのです。日本人の間になぜか団結心が生まれ外国人への批判が強まります。逆ギレにすら映るのですが、英語ができない理由をあげるのではなく、コミュニケーションが取れないのは日本語が話せない外国人のせいになってしまうのです。
どうやらホテル側は英語が通じるという意味で使っていないようですが、外国人としてはホテルの名前にinternationalという言葉を見つけるとこう考えるでしょう。
「良かった、多少なりとも英語が通じそう」
Back Side
何も難しいことは頼んでいないのです。エアコンの温度調節に困っている、部屋を変えてほしい、というお願いをされるのはおそらくホテルとしては初めてのことではないはずです。決してわがままな要求でもないはず。簡単な単語さえ聞きとることができれば、いくら英語が苦手でもサービス業に従事している人ならばピンとくるはずです。何も政治経済に関わる難しい質問をした訳でもないのです。ただ空調が効いていないので調節をしてほしかった。それでも通じないから別の部屋への変更を頼んだ。それだけのことなんです。
もしいずれの対応もなんらかの理由でできないのならば、わかるように説明してほしいと思うのは当然のことです。ホテル側はもしかすると、お願いを理解できたもののうまく説明ができなかっただけかもしれません。理由が何であれ何もわからない状態が続き対応を終えられるのならば、誰しも納得することはできないでしょう。
それよりも何よりもなぜここまで英語が通じないのか不思議なのです。なぜならこのホテルの名前にInternational Hotelと入っているからです。世界共通語である英語で対応ができます、と自ら謳っているようなものなのです。最低限の英語でのコミュニケーションがとれる環境を期待した同僚は悪かったのでしょうか。