裏Bird(July 2026)
Substackの読者H.C.さんから、Artemis IIシリーズの記事を読んでこんな感想をいただきました。
「20億光年の孤独」という詩を思い出した。
宇宙飛行士の言葉は、B. フラーの「宇宙船地球号」を頭ではなく身体で体感したものなのだろうなと思う。
人類でたった4人、残りの人類が暮らす星から数十万キロ離れる気持ちは、どんなものなのだろうか。とてつもない心細さが、ずっとそばにあったのではないか。そう想像してしまう。
TeraPさんのお仕事柄なのか、普通ならわかりにくくなりそうな発射台のロケーションやロケットの角度の説明が、とにかくわかりやすい。イメージが浮かんで、文章が瑞々しくて、読んでいて気持ちいい。
Artemis IIがどれだけ困難な、人類レベルのミッションだったのか、その解像度を上げてくれる記事だった。
この記事を読むと、ひとつ前のポストにあったミッションコントロールのクルーの言葉に、どれだけ深い想いと祈りが込められていたのか、また読み返したくなる。
とにかく、「わかりやすく・読みやすく」をモットーに書いているので、こういう風な感想をいただくと、とてもとても嬉しくなってしまいます。これで伝わるかな、イメージできるかな、なんて一行一行思いながら書いているものの、実際にはどうだったのかなと思い返すことも多く。
自分の考えていることや感じていることを、字に変換する作業って難しいと感じるのはみんな同じだと思います。僕の場合は、蛇口から水のように流れ出てくる想いを両手で受け止めるのが大変な時があります。いそいで書き留めないと流れ去ってしまって、その後思い出すことすらできなくなってしまうこともしょっちゅうあります。
先週シンガポールに数日いたんですが、その間にあったことを記事にしようと思えば、たぶん5本くらいは書けるんだろうなと今ぼんやり思っています。ぼんやりの理由は、自分の中でまだ消化が十分されていない状態だからです。一気にいろんなことが滝のように押し寄せてきて、避けたり、当たったりしながらも、すべてクリアしたところ。でもその間、乾いてしまった水も、飲みこんでしまった水もあるんです。その水を字に変換する作業。ここが一番労力のいるところであって、それにはある程度時間が必要であると。このプロセスの繰り返しが、僕にとって「書く」という作業なんだろうなと思っています。
Artemis IIシリーズも、シリーズになっている理由はそこなんです。心を揺さぶるような出来事が一気に押し寄せてきても、自分の中で消化させるのに時間が必要なわけで。完結するのに時間がかかる理由はそこにあるのです。
かくして僕がいろんな国で経験してきたお話も、このようにほぼライフワークとなり、まだまだ続くのです。
今回は
『ここが変だよ日本の英語教育
~ タッチ決済は “Touch” で通じるのか』
日本のある観光地のカフェで、会計待ちの外国人が困っていました。レジにいる店員が「タッチ?」と尋ねたからです。「Touch?」いったい何に自分は触れてしまったのか…。
日本では “タッチ決済” と言いますよね。これ初めて聞いたとき、あちゃ~と思ったんです。どうしてそういう言葉を広めてしまったんだろうって。